看護師5人が新型インフル、院内感染は全国初/神奈川県・市立川崎病院 : 医療ニュースかき集め

2009年06月27日

看護師5人が新型インフル、院内感染は全国初/神奈川県・市立川崎病院

6月26日23時0分配信 カナロコ
 川崎市は26日、感染症指定医療機関の市立川崎病院(川崎区新川通)のICU(集中治療室)病棟に勤務している20〜50代の女性看護師5人が新型インフルエンザに感染していることが判明した、と発表した。いずれもタミフルを摂取し、自宅療養中。出入りが限られた病棟での院内感染だったため、感染拡大の可能性は低いという。患者への感染はなかった。感染経路は調査中。

 市健康福祉局によると、新型インフルの院内感染は全国で初めてという。感染していた看護師は、26歳、33歳、46歳、40歳、59歳の5人。4人が川崎市、1人が横浜市内在住。5人はいずれも海外渡航歴はなく、このうち4人には同居者がいるが症状は出ていない。

 同病院によると、25日に26歳の看護師の感染を確認。26日に濃厚接触者16人にPCR(遺伝子増幅)検査を実施したところ、看護師4人の感染が判明した。16人の内訳は、この看護師が担当した患者3人と看護師13人。院内での感染が確認されたため、さらに接触レベルの低い看護師7人についてもPCR検査を行ったが、いずれも陰性だった。

 26歳の看護師は、24日午前の会議と昼休みに、マスクを外して同僚の看護師と会話をしたり一緒に食事をしたりしたという。同局では、その際に感染が拡大した可能性が高いとみている。5人は勤務中はマスクを着用していた。

 26歳の看護師は、24日午前10時に37・4度の発熱とのどの痛みを訴え、発熱外来を受診。簡易検査ではA型、B型ともに陰性だったが、同僚に促されPCR検査を実施したことで、感染の早期確認につながったという。

 健康福祉局の坂元昇医務監は「症状の出ていない4人の看護師の感染を早期に発見し、勤務から外れることで感染拡大を防ぐことができた。きっちり対応することができ、いいシミュレーションになった」と話している。

 同病院のICU病棟の看護師は32人。このうち5人が感染していた。
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